シャンパーニュとは About Champagne

シャンパーニュの定義

シャンパーニュの定義フランス・シャンパーニュ地方の特定の地域、特定のブドウ品種を使った「メトード・シャンプノワーズ」(シャンパーニュ製法)と呼ばれる伝統的な製法により作られた発泡性ワインをシャンパーニュといいます。それ以外の発泡性ワインを、シャンパーニュと呼ぶことは出来ません。
シャンパーニュには、エチケットとして必ず"Champagne"と表記することが義務付けられており、ラベルの下部には必ずシャンパーニュ委員会が交付した業者登録番号が記されています。

シャンパーニュと呼ばれる3つの条件

条件1原産地

条件1原産地

シャンパーニュの品質を均一に保つため、フランス・シャンパーニュ地方の特定の地域の発泡性ワインのみをシャンパーニュと呼びます。

条件2ブドウ品種

条件2ブドウ品種

シャンパーニュの製造に使用できるブドウの品種は、主にピノ・ノワール(黒ブドウ)、シャルドネ(白ブドウ)、ピノ・ムニエ(黒ブドウ)の3種です。この3品種の赤と白の葡萄をブレンドして醸造する点にシャンパーニュの特色があります。

条件3製造方法

条件3製造方法

発泡性ワインの製造方法は複数ありますが、シャンパーニュの製造方法は『瓶内二次発酵方式』で製造されていなければいけません。瓶内二次発酵方式はシャンパーニュ製法と呼ばれ、非常に手間と時間のかかる伝統的な製法でコスト面では非常にリスクが高いですが、シャンパーニュ特有の切れのある風味、繊細な泡を生み出すことが出来ます。

シャンパーニュの特徴

厳しい気候のシャンパーニュ地方では、品質を均一に保ため、複数のヴィンテージ、 複数の畑、複数種類のブドウ品種(代表品種:ピノ・ノワール/シャルドネ/ピノ・ムニエ)をブレンドして製造するのが基本です。
また、シャンパーニュ地方では、シャンパーニュの生産者とブドウ栽培者が異なることが多いため、大手の生産者のほとんどが、自社畑だけではなく農家からブドウを買い付けてシャンパーニュを製造しています。
シャンパーニュのエチケットに表記されている地域名は「シャンパーニュ」のみで、ワインのように細かな地域の表示はしていません。

シャンパーニュ地方の紹介

シャンパーニュ地方の紹介シャンパーニュ地方は、パリの北東およそ150キロに位置しており、
丘陵地に2.8万ヘクタールものブドウ畑が広がる、フランス三大銘産地のひとつです。
フランス最北端のブドウ産地であり、年間平均気温は10.5℃以下の冷涼な地域でブドウ栽培には厳しい気候です。
しかし、海の古代生物も堆積する真っ白な石灰質の混在した泥土質土壌は、水はけの良い土壌を形成し、豊富なミネラルを含んでいます。
この特異な風土気候が、シャンパーニュに適したブドウを生み出しています。

シャンパーニュの製造方法

  • 1.収穫

    通常9月半ば~10月にかけて収穫が行われます。収穫されるブドウは大抵、黒ぶどうが7割(ピノ・ムニエ、ピノ・ノワール)、白ぶどう(シャルドネ)が3割です。
    規定によりシャンパーニュ用のブドウはすべて果皮や果肉を傷つけないよう、丁寧に手摘みされます。

    1.収穫
  • 2.圧搾

    ブドウが傷まないうちにすぐ圧搾所に届け圧搾機にかけます。
    3品種のブドウはすべて白果汁のため、黒ブドウを圧搾する場合は、皮の色が果汁につかないよう、静かに搾ります。

    2.圧搾
  • 3.一次発酵

    圧搾されたブドウの果汁を、収穫された畑、ブドウ品種ごとに分け、木樽かタンクに移し10日〜15日間一次発酵させます。

  • 4.調合

    一次発酵した原酒ワインに以前収穫された原種ワインを数十種類調合していきます。
    調合方法や比率は、各シャンパンメーカーによって異なり、独自のスタイルを決定する重要な工程になっています。

  • 5.瓶詰め

    調合したワインに、酵母と糖の入ったリキュールを添加し、
    瓶詰して密栓することにより、発酵を促します。
    そして、室温が一定に保たれた貯蔵庫に寝かせます。

    5.瓶詰め
  • 6.瓶内二次発酵

    瓶の中で2回目の発酵をさせることにより、酵母が糖を分解し、アルコールと炭酸ガスが発生します。
    発酵には約2ヶ月間かけます。
    この時に生じる天然の炭酸ガスがシャンパンの泡そのものです。

    6.瓶内二次発酵
  • 7.熟成

    発酵を終えて酵母が澱となります瓶内に溜まります。
    この澱と共にワインを熟成させることにより、ワインに厚みが加わります。ノン・ヴィンテージは瓶詰めから最 低15ヶ月、ヴィンテージは3~5年、プレステージは5年以上熟成させます。

    7.熟成
  • 8.倒立

    ピュピートルといわれる倒立専用の台に瓶口を下に向けて立てます。
    瓶の口を下にすることにより、底に澱をため、澱を抜くための下準備をします。

  • 9.動瓶

    澱下げ台(ピュピートル)に差し込まれた瓶を、8分の1ずつ回転させ、1回転させたら、そのまま5日間置いておくことを繰り返し、5〜6週間かけて澱を瓶の口に集めます。

  • 10.澱抜き

    マイナス20℃の塩化カルシウム水溶液に瓶口を漬け凍らせます。
    この状態で仮栓を外すと澱がガス圧によって飛び出し、澱を取り除くことが出来ます。

  • 11.リキュール添付

    酵母が糖分を完全に分解してしまい、糖分がなくなっているので、甘いリキュールを添加しシャンパーニュの甘辛を調整します。リキュールを添加後、さらに最低半年間熟成させてから出荷します。

  • 12.コルク&ラベル貼り

    瓶口にコルクを打ち完璧に密閉し、針金を巻きつけて固定させます。瓶にラベルを貼り、ラベルの下部にシャンパーニュ委員会が交付した業者登録番号を記し、シャンパーニュであることを証明し完成です。

    12.コルク&ラベル貼り